真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺

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‡ 『遺教経』を読む(10)

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1.原文

世尊。是諸比丘於四諦中決定無疑。於此衆中。所作未辯者。見佛滅度當有悲感。若有初入法者。聞佛所説即皆得度。譬如夜見電光即得見道。若所作已辯已度苦海者。但作是念。世尊滅度一何疾哉。

阿珸樓○雖説是語。衆中皆悉了達四聖諦義。世尊欲令此諸大衆皆得堅固以大悲心復為衆説

汝等比丘。勿懐憂悩。若我住世一劫会亦當滅。會而不離終不可得。自利利人法皆具足。若我久住更無所益。応可度者若天上人間皆悉已度。其未度者皆亦已作得度因縁。自今已後。我諸弟子展転行之。則是如來法身常在而不滅也。是故當知。世皆無常会必有離。勿懐憂也。世相如是。當勤精進早求解脱。以智慧明滅諸癡闇。

世實危脆無牢強者。我今得滅如除悪病。此是応捨罪悪之物。仮名為身。没在生老病死大海。何有智者得除滅之如殺怨賊而不歡喜

汝等比丘。常當一心勤求出道。一切世間動不動法。皆是敗壊不安之相。汝等且止。勿得復語。時将欲過我欲滅度。是我最後之所教誨

佛垂般涅槃略説教誡経

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2.読み下し

世尊、是れ諸の比丘、四諦の中に於いて決定して疑い無し。此の衆の中に於いて、所作未だ辨ぜざる者は、佛の滅度を見て当に悲感有るべし。若し初めて法に入る者有れば、佛の所説を聞いて即ち皆得度す。譬えば夜、電光を見て即ち道を見ることを得るが如し。若し所作已に辨じ、已に苦海を度る者は、但だ是の念を作す。世尊の滅度、一に何ぞ疾かなる哉と。

阿珸樓駄、是の語を説いて、衆中、皆悉く四聖諦の義を了達すと雖も、世尊、此の諸の大衆をして皆堅固なることを得さしめんと欲され、大悲心を以て復た衆の為に説きたもう。

汝等比丘、憂悩を懐くこと勿れ。若し我、世に一劫住すとも、会うものは亦た当に滅すべし。会って而も離れざること、終に得べからず。自利利人の法、皆具足す。若し我久住すとも更に所益無けん。応に度すべき者は、若しは天上、人間皆悉く已に度す。其の未だ度せざる者には皆、亦た已に得度の因縁を作す。自今已後、我が諸の弟子、展転して之を行ぜば、則ち是れ如来の法身常に在して而も不滅なり。是の故に当に知るべし。世、皆無常にして会えば必ず離有ることを。憂を懐くこと勿れ。世相是の如し。当に勤めて精進して早く解脱を求め、智慧の明かりを以て諸の癡闇を滅すべし。

世、実に危脆にして牢強なる者無し。我今滅を得ること、悪病を除くが如し。此れは是、応に捨つべき罪悪の物なり。仮に名づけて身と為す。生老病死の大海に没在せり。何ぞ智者、除滅を得ること有らんや。これ怨賊を殺して而も歓喜せざるが如し。

汝等比丘、常に当に一心に出道を勤求すべし。一切世間の動不動の法、皆な是れ敗壊不安の相なり。汝等且く止みね。復た語を得ること勿れ。時、将に過ぎなんと欲す。我、滅度せんと欲す。是れ我が最後の教誨する所なり。

「佛垂般涅槃略説教誡経」

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3.現代語訳

 

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4.語注

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