真言宗泉涌寺派大本山 法楽寺

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‡ 『遺教経』を読む(3)

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1.原文

是故智者制而不隨。持之如賊不令縱逸。假令縱之。皆亦不久見其磨滅。此五根者心為其主。是故汝等當好制心。心之可畏甚於毒蛇悪獸怨賊大火越逸。未足喩也。

動轉軽躁但観於蜜不見深坑。譬如狂象無鈎。猿猴得樹騰躍跳躑難可禁制。當急挫之無令放逸。縱此心者喪人善事。制之一處無事不辯。是故比丘。當勤精進折伏其心

汝等比丘。受諸飲食當如服藥。於好於悪勿生増減。趣得支身以除飢渇。如蜂採花但取其味不損色香。比丘亦爾。受人供養取自除悩。無得多求壊其善心。譬如智者籌量牛力所堪多少。不令過分以竭其力

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2.読み下し

是の故に智者は制して而も随わず。是を持すること賊の如くして縦逸しめざれ。仮令之を縦にするとも、皆また久しからずして其の磨滅を見ん。此の五根は心を其の主と為す。是の故に汝等当に好く心を制すべし。心の畏れるべきこと毒蛇・悪獣・怨賊・大火より甚だしく、越逸なること未だ喩えとするに足らず。

動転軽躁して、但だ蜜を観て深坑を見ず。譬えば狂象の鉤なく、猿猴の樹を得て騰躍跳躑して、禁制すべきこと難きが如し。当に急に之を挫して放逸ならしめること無かるべし。此の心を縦にすれば、人の善事を喪う。之を一処に制すれば、事として辨ぜずということ無し。是の故に比丘、当に勤めて精進して其の心を折伏すべし。

汝等比丘、諸の飲食を受けては当に薬を服するが如くすべし。好きに於いても、悪きに於いても、増減を生ずる勿れ。趣に身を支えることを得て、以て飢渇を除け。蜂の花を採るに、但だ其の味を取って色香を損ぜざるが如し。比丘も亦爾なり。人の供養を受けては自ら取って悩を除け。多くを求めて、其の善心を壊することを得ること無かれ。譬えば智者の、牛力の堪うる所の多少を籌量して、分に過ごして以てその力を竭さしめざるが如し。

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3.現代語訳

 

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4.語注

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